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私の霊体験を少々


by thoth777

守護霊の助け2 幽体離脱

中学2年生の時のことである。風邪をこじらせ、何を食べても水のようになって出てしまった。
水を飲んでも、同じようになってしまう。

2週間ほど寝込んだある日、「明日には死んでいるかもしれない」と思って寝た。

すると目が覚めた。

自分がいた場所は、自宅の上空10メートルほど。

家の屋根の形、色、庭がまず見えた。次に周辺の住宅全て。

「何でこんなところにいるのだろ?」と思って見上げた。

そのとたんに背中に誰かがいて、私を抱えて上昇し始めた。

「ウワ―凄い!!」と思っているとスピードはどんどん上がり、風圧を感じた。次に息が出来なるほど
凄い速度である。

次第に見えてきたのが雲のトンネルである。
何かの入口のようである。

その雲のトンネルに突入した。 さらに速度が上がるので呼吸も出来ない感じになり気絶した。


トンと音がして気がつく。

トンという音は何処かに着地した軽いショックのことであった。

周辺を眺めると、目の前に雲で出来た様な高い壁があり、その中央に高さ50メートルぐらいの金属製の
ような大きな観音開きの門がある。

雲の壁はさらに高く、その雲の壁の中央にこの門。門の前は広場になり階段が数段ある。
この世界は白黒である。

気が付くとその門の前に立っていた。 そして、次の瞬間、門が内側に向かって開いていった。


門が開くと、門の中の世界が見えてきた。中の世界はフルカラーである。

真ん中にバージンロードのような赤いカーペットがあり、それが奥にある祭壇まで敷き詰められている。

そして祭壇の前の両側には「有翼の天使」達が何段にも数えられないほどいた。

羽根は皆白色。衣服も白。髪の毛の色は金髪や様々。

「ウワ―綺麗!!」と驚いていると、体が勝手に前に進んで祭壇の前に。

祭壇は今までに見たことがない形である。仏教でもキリスト教でもないものであった。

祭壇中央には黄金色のレリーフがあった。

その祭壇は白い大理石で構成されているように見える。


そして、赤い髭を生やした、老人がいった。ギリシャ風の衣装を着ていた。
かれは人差し指を天に向け手のばし、他の指は握って、私に言った。

「お前は治ったから行ってよい」と。

見知らぬ老人は何か偉い方の様に感じ、頭を下げながら「ありがとうございます。」と言った。

頭を上げると何故かパリのオペラ座の演奏会場のような場所で客席に座っている。
金色を主体に美しく装飾されていた。

そこでは心地よい拍手の音が鳴り響いていた。

私はその拍手の音で目が覚めた。
するとこの世に戻ってきたのである。 「生きていた!」

起きてみると病気は完全に治っていた。

これは幽体離脱ということであることを、それから15年後に知ることになった。
by thoth777 | 2009-04-18 17:13